ビビりで自尊心は高い漫画家の雑記

ちっぽけな漫画家が色々書き捨てる場所です。よろしくお願いします。

そーかそーか。自分のために描くのか。

漫画をもう一度描いてみようとして、もがいて、たどり着いたネーム第一話。

そして、それからまた書き進めた第二話。

 

あんなに漫画を描くことがプレッシャーでやる気にならなかったのに、2話分もネーム書けたなんて本当に私は自分に感心した。

 

でも、なんか虚しさも思い出したのであった。

ネーム出して「はい、大丈夫です」としか編集さんから返ってこない。完成原稿出して「はい、確認しました」としか返ってこない、この虚しさが!!

マジなこというと、最後の担当さんのこの態度で病んで漫画描けなくなった。

 

他人を楽しませようって思って漫画描いてきた。自分が心地よいと感じることを伝えたくて漫画を描いてきた。伝われ、伝われ、楽しんでほしい、楽しんでほしいって思いながら描いてたら、いつの間にか他人にそう思われないと虚しさを感じるようになってしまったんだ。

他人に楽しんでもらえなかったら、せっかく描いた漫画の意味が、描くための努力や苦しみが、宙ぶらりんになって、無価値になっていく。そんな感覚に深く囚われてしまった。

 

今もまだ、そこから抜け出せてないみたいだ。でも、自分のために描くってことがあるんだって、ハタと気づいた。それが、どうやったら実現できるかわからないけど、自分が楽しいと感じるために努力するっていうことが、必要なのかもしれない。本当は、楽しいって自分に感じさせるために漫画をもう一度描き始めたのかもしれない。